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コロナ後キューバのお金についてCuban Convertible Peso (CUC)

こんにちは、ケベック在住のはるぱかです。先月キューバに行ってきてコロナ前と大きく変わったキューバの2022年4月現在のお金事情をお話しします。随時変わるかもしれないので政府等の情報も確認した上でお読みください。

コロナ以前、キューバに観光する際は、キューバの現地の人が使う現地通貨の他に、観光客用のキューバの通貨、Cuban Convertible Peso (CUC)が存在していました。2016年に初めてキューバに行った際に記念に残しておいたので、下の写真がこの記事のメインテーマのCuban Convertible Peso (CUC)です。


オバマ政権時、オバマさんの最後の大きな仕事としてアメリカとキューバの国交正常化を実現しましたが、それは一時的なもので、大統領がトランプに変わった後、開こうとしていた国交が閉じてしまったみたいです。そしてコロナがやってきて、経済制裁の影響もありインフレが起き、キューバペソと、アメリカドル・カナダドルの為替レートがコロナ以前とは比べ物にならないくらい差が開き、キューバペソが使い物にならなくなってしまったので、コロナ禍にいつの間にか観光客専用のCuban Convertible Peso (CUC)を廃止したそうです。

キューバの現地のアテンダントさんも、複雑すぎて「私もよくわからないし、皆さんも理解するのは難しいだろうけど、Cuban Convertible Peso (CUC)がとにかく廃止されました」と言っていました。

アメリカとの国交正常化は今もされていませんが、キューバでの商品の値段表示やクレジットカードでの支払いはすべて「アメリカドル」です。

コロナ以前は、安かったキューバも昨今のインフレで、めっちゃ安いというわけではなくなってきました。1日、エクスカーションと言って現地で追加でお金を払って「カタマラン(船)に乗って島に行く」日帰りツアーに参加しましたが、クレジットカードの決算を見ると、2人分で210ドル(2万千円くらい)でした。東京からの日帰りバスツアーよりも下手したら高いかもしれません!

今回私たちは町からちょっと遠めのリゾートに泊まったのもあり、あまりホテルの外にはでませんでしたが、アテンダントさんの話によると、キューバ名物クラシックカーのタクシーに乗るのに今は50ドル(約5000円)くらい普通にかかるそうです。


チップの払い方

キューバのペソではなく、アメリカドルカナダドルであげましょう。ここで注意が、キューバの銀行が、破れたり折れたりしていない紙幣しか換金してくれないため、できればきれい目のお札をあげること。ただ、アメリカドルは1ドル(100円)札が存在するので大丈夫ですが、カナダのお札は5ドル(500円)から始まります。

私たちは渡航前にここまでの情報しかなかったのでとりあえず5ドル札を多めに持って行きました。ですが、一般的に相当な金持ちでない限り毎回5ドルをチップであげることはできませんので、私たちは何回かお世話になった人に「いつもありがとう」と5ドル札を渡したり、お部屋の掃除前に枕元にほぼ毎日5ドルを置いておきました。チップだけでも結構掛かりました。

そしてこの問題を解消するために、キューバにコロナ後も何度も来ているベテランの方と話したところ、カナダドルの小銭(1ドルや2ドル)をチップとして渡して、キューバの人に小銭を紙幣に両替してと言われたらしてあげてるそうです。

なのでこれからキューバに渡航する際に、カナダドルを持って行く場合は小銭(1ドルや2ドル)ときれいな紙幣を持って行くことをお勧めします。



おまけ

キューバの街並みをバスの車窓から見ていると、キューバの現地の方が結構いい服(プーマやアディダス等新品っぽいもの)やいいものを身に着けていて、キューバにプーマなどのお店がないはずなのになんで?と疑問に思っていました。

キューバに何度も訪れているベテランさんにこれも聞いてみたら、そのベテランさんも含め、観光客がキューバの方にあげているそうです。ベテランさんの場合は何度も同じホテルに宿泊しているのでホテルの従業員さんとはお友達の様な関係。カナダからキューバに訪れる前にカナダでキューバの方が欲しいと言っていたものをたくさん買って、飛行機の超過料金まで自腹で払ってホテルのスタッフさんにプレゼントしてるみたいです。知らなかった!

私の彼の同僚が我々のちょっと前にキューバに行っていましたがその方も家族か親戚かがキューバにいるらしく、カナダで55インチのテレビを買って、同じく超過料金も自腹で払ってキューバの家族のもとに届けたそうです。経済制裁があるので現地の人々はこうして観光客ずてに仕入れているみたいです。

ただ、キューバの方がチップをせがんだり、物乞いをしたりなどは一切ありませんでした。みなさん笑顔で気さくでとても暖かかったです。ビーチもホテルのプライベートビーチが多く、ホテルのプライベートビーチなら警備員さんも常にいたのでスマホをビーチに置いて海で泳ぎましたがずっと安全に感じました。(ただ貴重品は自己管理を怠らないように!)

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