オンライン日本語教師

オンラインレッスン 連続の授業はどうしてる?

こんにちは!ケベック在住のHarupakaです。


今回は、私がどうやって2時間~多い時では5時間ノンストップでレッスンをさばいているのかについて書きたいと思います。これはあくまでも私個人のやり方ですので、参考程度にお読みいただければ幸いです。


オンラインで先生をし始めたちょうど1年ほど前は、それまでオンラインどころか先生なんてしたこともありませんでした。

なので最初の頃は何が正解か分からず、さらにブッキングがキツキツじゃなかったので、1時間のブッキングを、どうやって終わらせたらよいかわからず、めっちゃ安い時給にも関わらず1時間15分とか、だらだら長引いていました。

連続でレッスンがあるときも、前のレッスンの終わらせ方が分からず事前に2番目の生徒に、「前にレッスンがあるから5分くらい遅れるかも」とメッセージを送っていました。

正直ぴったりで終わらせたかったんですけど、どうやって授業を引っ張って行っていいか分からなかったです。それに、レッスンが続いていない場合の15分等の延長で、生徒は15分無料で受けれてる訳だし、「優しい」かなと思ったりしていました。


だけど!1年経験して今は全く違うやり方&考えを持っています。


だれに対しての優しさ?

まず、「優しい」の定義って人によって違うんですよね。ここをはき違えてしまうと、「余計なお節介」になってしまうんですよね。

15分延長していた私のオンライン上の最初の生徒は幸い「暇」といつも言っている人だからクレームは何も来ず、むしろ私の当初の「優しい」を、「優しい」として受け取ってくれていたようで、まぁ良かったです。


「余計なお世話」(ちょっと大げさに言っています)に気付いたのは、オンラインのレッスンからだけじゃなく日々の生活や人間関係を通してハッとしました。「誰かへの優しさ」って、「その人にとっての優しさ」とは限らないしそれによって、「他の誰か(第三者)の犠牲を生んでいる」かもしれないんです。

よく、謙遜しているつもりで、他人の子供をほめる際に自分の子供をけなす親。日本だとよく見る光景ですよね。こういう親にはなりたくないです。特に日本は文化的に、誰かの犠牲があるから成り立つ優しさが結構あると思います。

最近芸能ニュースやドラマなどでもよく取り上げられる「不倫」も極端に言えばその一種なのかも。弱っている人間を見て、助けたくなる優しさ、でも自分のパートナーを裏切る形になる様な感じ。(昨日見たNetflixのドラマについて話していますのでご心配なく!)

それに、最近初めて進撃の巨人をみましたが、(2週間でシーズン4最新話まで見ました!)、彼らも結局は自分たちの祖国への優しさで、他の人たちを苦しめているんですね。真の優しさとは何か…



連続のレッスンは体に良くない

ありがたいことに、特にコロナ当初は、値段が安かったこともあり、1日平均10時間日曜日から日曜日まで休みなくレッスンをしていました。それだけブッキングがあると、きっちり1時間で終わらせて休む間もなく次のレッスンへ。1日10時間ということは、大体、午前中4時間連続、午後5時間連続、夕食後1時間・2時間。という感じ。


連続なので、1時間きっちりこなすとトイレに行く暇はもちろん、お水を汲みに行く時間も、何もかも全くありませんでした。なので最初の頃は、「最初の3時間は水を飲まない」最後の2時間(4・5時間目)から水を飲んでもいいというルールで、極力尿意をコントロールしていましたが、これじゃあ体にも悪いし、夏が来たら熱中症になっちゃう!と思ったのと、会話ってきっちり時間が来たら終了なんてできませんよね。正しい切り方がある訳で。なので最後バタバタするのと、尿意の心配で気が気じゃありませんでした。さっき優しさの話をしたのは、自分にも優しくなかったし、特に生徒目線になって思ったのは、もしかしたらその生徒はレッスン終了後すぐに何かやらなきゃいけないことがあるかもしれない。と感じたからでした。


私が考える優しさ

人間ってきっと思っている以上に複雑な生き物です。その日の外的刺激によって各人間それぞれの感情が発せられ、楽しい気分ならいいのですが、そうじゃないこともよくあります。それに色んな人がいるから、今日やらなきゃいけないことも千差万別。そんなみんなのニーズに合わせるなら、やはりこれしかありません。

開始時間厳守です。1分たりとも遅れません。早すぎたりもしません。時間厳守は、相手の人生の貴重な時間を尊重することです。なので、生徒にスカイプするタイミングは、秒単位で確認し、ブッキングの時間に変わったら電話を掛けます。

終わる時間よりも、始まる時間の厳守が特に大事です。きちんとした先生だという印象を与えることができます。特に私のレッスンはどちらかと言えば高い方だと思うので、相手もラフなのよりもプロフェッショナルな態度を期待していると思います。さらに、生徒の中には、仕事のランチタイムの合間に私とのレッスンを受けてくれている方もいるので、早すぎてもダメだし遅れるのも言語道断ですね。

また、自分の体調管理がきちんとできていないと、体調を崩してレッスンが出来なくなってしまいます。きちんと水分取って、お手洗いも行って、自分の体調管理をしっかりして健康にレッスンが開けることこそが、待っていてくれている生徒たちへの優しさかなと思います。


55分がおすすめな訳

なので、夏が来るちょっと前から私のレッスンは55分という風に決めました。もう例え次にレッスンがあろうかなかろうが、55分。変に「これは60分・これは55分」ってやっていると、うっかり間違えたときに青ざめます。なので私がこの仕事で常に心がけていることは、シンプルであること。でなきゃ、自分一人で管理しきれません。

それに、Preplyもitalkiも両方使っているので、ブッキングが入ったらどちらかのスケジュールをすぐに整理しなければいけません。何時間も連続だった際は、スケジュール調整がすぐにできなかったので、両方のサイトで予約がダブったり、もう悪循環で最悪でした。人によっては、リスケジュールをお願いしたらもう予約してくれない方もいるかもしれません。それもあって、この5分という時間は結構貴重です。

さらに、この5分でだいぶリフレッシュできるんです!5分の休憩もなかったときは、5時間なら5時間全力で息継ぎする暇もないまま。私の脳が疲れて後半は特に効率が悪かったです。

そして、レッスン時間ギリギリの質問は、「今日は時間がないから、次のレッスンで教えるね。次のレッスンに行かなきゃ!」といつも言って、それ以上話は広げません。


どうやって生徒に知らせているの?

Preplyは、自分のプロフィールに「私のレッスンは55分です」って書いたら、それ消してと言われたので、生徒との最初のメッセージで伝えています。italkiは、レッスンの説明タイトルに「55分」と書いたので個別にはメッセージしていません。

ほとんどの方(私の日本語の生徒全員)は、快くいいよ!と言ってくださいました。

が、当時英語を教えていた日本人のおじさまだけが、「10時間連続だったら、10×5分=50分休憩取るの?」と言ってきました。その質問が出ることに、私はがっかりしましたね。「あぁ、日本人の悪いところだ。」ってね。私も人間ですよ。オフィスで働いてた時でさえ、5時間ずっとパソコンの前にいたことなんてないですよ?トイレ行ったり、営業だったから外回りしたり。何度も言います。人間です。英語を学ぶ前に、なんか考え方がすっごい偏ってるなぁと。なので、この件で語学だけ学べばいいんじゃなくて、その言語が話されている国々の文化や考え方を学ぶのはもっと大事だなと思いました。

だって語学が出来ても、そんなその国に合わない考え方ばかり発言していたら、誰ともいい関係築けないんじゃない?


なので、時間管理について一度見直してみるのもいいかもしれません。自分に優しく、それから他人に優しくして行きましょう!水分補給は本当に大事ですよ。

私は何度か熱中症で、ひどい頭痛・目が見えなくなる・吐き気・手のしびれを経験しています。死ぬかと思いました。そして、日本で働いていたころのストレスで膀胱炎も経験しました。痛いですよ。おしっこするのが怖くなるし。


なので、自分の体調が悪くなってからでは遅いので気を付けてくださいね!



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