ケベック在住 主婦ブロガー Harupaka です。 今回は、 ケベック政府による 私みたいな 新しい移民のための フランス語の授業について 書きます。
既にご存じかもしれませんが、ここカナダのケベック州は、新しい移民のために政府による、「授業料無料」かつ「補助金がもらえる」フランス語の授業があります。こんなに移民に手厚くサポートをしてくれるところなんて、なかなかありませんよね。私の様に、英語もフランス語もネイティブではない移民にとっては、どちらも喋れることが求められるケベック州への移住は容易なことではありません。他の英語だけの州ならなんとか仕事したり生活を築いていけるのに、、そんな理由でか、ケベック州ではほとんど日本の方を見たことがありません。私もケベック州で言語の壁に苦しんでいる者の一人です。詳しいフランス語クラスの内容は、 Learning French から見てみて下さい。ニーズによって、さまざまな種類のフランス語のクラスが開かれています。
申請には何が必要?
フランス語の授業に申請をするには、まずSIN (Social Insurance Number)を持っていなければいけません。Work Permitを貰ったら、Service CanadaのオフィスでSINを手に入れることができます。初めにWork Permitが発行された旨をメールで受け取りましたが、そのメールに付いている連絡のPDFだけでは何もできませんので、原本がきちんと郵送されて来るまではおとなしく待ちましょう。Service Canadaにそのメールを持って行っても相手にされません。お知らせメールが来てから約1週間後に無事原本が郵送されてきました。
Work Permitの原本が手に入ったら、近くのService Canadaに行って、SINを作ってもらえます。Work Permitの原本とパスポート、現在滞在しているビザなどを持って行きましょう。
SINを手に入れたけど、次は?
SINを手に入れたら、ケベック政府によるフランス語の授業に申請することができます。まず、自分のアカウントを Learning French から作ります。申請時にまず名前、住所、SINなどの基本的な情報を記入し、そしてあなたのフランス語の現時点でのレベルを選びます。申請の過程でフランス語のレベルを図るためのテストがあるかと思ったんですが、ありませんでした。なので、どのレベルの授業を受けたいか、申請の時点でしっかり考えて選ぶ必要があります。情報を登録し、 Learning French で自分のアカウントを作ったら、そのアカウント内もしくはEメールで、「ケベック政府に、次のリストのうちどれか一つのコピーを送ってください」とメッセージが届きます。
そのリストから1つ選んでコピーしたら、どの書類を選んだかリストにチェックし、コピーとリストの合計2部を、リストに記載されている住所におくります。しかし!この記載住所が間違っているみたいなんです。ケベック政府のフランス語学習の担当課に電話したところ、間違っているというか、2019年末にオフィスを移動したらしく、なのに住所の情報が更新されていませんでした。「まじかよ!仕事してよ。住所更新してよ」と正直思いました。私は1カ月以上前に必要な書類を書留で郵送していて、Canada Postに20$CA(約2000円)を払ってトラッキングを確認したら配達されたとなっていたので返事をずっと待っていました。なのに、先ほど作ったアカウントに、自動メッセージで「まだ書類が届いてないので早く送ってください」というのが届きました。それで電話し、その時の担当者によると、事務所が引っ越したけど、待ってればリスト記載の住所から現オフィスにいつか転送されるとのことでした。そして2週間ほど待ちましたが、もう一度自動メッセージで同じ内容のメールを受け取りましたので、また電話して、正しい住所をメールしてもらいました。
なのでまた書留で書類を、次は正しい住所に送りました。そしてその3日後ついに「受け取った」という内容の自動メッセージを受け取りました。
そして、約1か月後、やっとアップデートがあり面接のお知らせを受け取りました。この面接は、レベルを見るものだそうです。面接後いつから学校が始まるかは全く分かりません。学校がどこになるのかもわかりません。
面接はどんな感じ?
昨日、面接に行ってきました。バスを乗り継いで、たくさん歩いて、結局紙に書いてあった面接の時間より30分ほど前に着きました。開始時間まで待つのかと思いきや、受付の人に今日面接できましたと伝えたら、30秒ほどで始まりました。早く行ってよかったです。面接は約20分ほどだったと思います。面接というと緊張しますが、内容は本当に会話という感じでした。私の場合は、なぜケベックに移住したの?から始まり、生徒によってその後の質問は異なると思います。この面接は、合否のある試験や就職面接とは違って、あなたの今のフランス語レベルの確認、どうやってフランス語の文を組み立てて説明するかを見るためのものなので、移住のプロセスには何も関係がないので安心してください。また、この面接に備えた練習をしないことをおすすめします。ただ担当の方とお喋りを楽しむということに意識した方が、今のあなたの本当のフランス語のレベルがわかりますし、一番合ったレベルをあちらも用意してくれるので、あまり心配しなくて大丈夫です。
2019年11月17日 | ネットで申請を始める |
2019年11月18日 | Canada Postで必要書類を送る |
2019年11月21日 | トラッキングによると書類到着 |
2019年12月3日 | 最初の「まだ書類を受け取ってません」自動メールを受け取る |
2019年12月3日 | ケベック政府に電話し、「待ってれば大丈夫と言われる」 |
2019年12月15日 | 2度目の「まだ書類を受け取ってません」自動メールを受け取る |
2019年12月16日 | もう一度ケベック政府に電話し、送ったアドレスが間違ってると言われる |
2019年12月16日 | 新しく教えてもれったアドレスに再度送り直す |
2019年12月20日 | 「書類を受け取った」という自動メールを受け取る |
2020年1月15日 | ケベック政府に電話して自分の申し込み状況を確認、手紙を今週中に送るからそれまで待ってとのこと |
2020年1月23日 | ケベック州から 面接の案内 がオンラインで(先に)届く |
2020年2月3日 | 面接に行ってきた |
2020年2月10日 | 電話で、学校が決まったと連絡を頂いた |
自分の申請が今どんな状態かは Francais au Quebec.gouv.qc.ca から確認が可能です。基本的に、政府系機関に電話などで問い合わせをすると結構冷たくあしらわれます。政府なので客ではないんですが、接客の仕方を知らないような方がよくいる印象です。ですが、そんなので心折れないでください!日本語以外の英語やフランス語で一生懸命伝えようとして頑張っている自分をほめてあげましょう。また、ここモントリオールでは、バスの運転手さんや駅員さんが無表情なんていうのは日常茶飯事です。きっとここでの生活に慣れたら、いざ日本に帰った時に「みんなすごい笑顔!」と逆カルチャーショックになること間違いなしです。しかしたまに、みんなの鏡のような素敵な笑顔の方もいるのも事実です!なのでそんな時は「今日ツイてるな」くらいに、朝の番組の占いで1位だった時のように思いましょう。
そして、やっと面接の案内を受け取りました。面接会場は、私はモントリオール郊外に住んでいるので、郊外のCegep(高校と大学の間のCollege的な学校)で行われるみたいです。それでもバス停まで片道40分を歩いて、バスに30分くらい乗らなければいけません。あぁ、車がないととても不便です、カナダ。
ケベック政府のホームページによると、5日から既に新しいセッションは始まっているみたいです。私が電話を貰ったのは、10日。ちょっと他の人より遅れてからの参加になるのでしょうか?とりあえず、もうすぐ学校が、現地のCollegeで始まります!どんな出会いがあるかわくわくどきどきです。