カナダ

ケベック政府による無料のフランス語授業1

ケベック在住 主婦ブロガー Harupaka です。 2020年2月は、 ケベック政府による、 新しい移民のための フランス語の授業がはじまり、 日本語教師のお仕事も おかげさまで 順調で 忙しくて、 ブログを書く暇が 全くありませんでした。


今まで、イギリスマンチェスターでの語学学校、カリフォルニア大学への交換留学、フロリダのディズニーワールドでのインターンシップ、モントリオールでの語学学校を経験して、たくさんの国の方々にあってきましたが、今までに共通していたことは、自分のお金で、留学しに来ていた人たちに囲まれていたということ。そして、ある程度どの国の人と出会うかも、場所によって多少差はありますが特徴が似ていました。例えば、イギリスなら、ヨーロッパ近隣諸国からやサウジアラビアなど。カリフォルニアは大学だったので、中国の方、韓国の方、日本の方、そしてサウジアラビアの方、この4カ国が明らかに多かったです。モントリオールの語学学校(大学ではなく語学専門の学校、EFやECなど)では、韓国や南米諸国から英語を学びに来る、主にスペイン語話者のティーンたち。または、フランス語なら、南米や韓国から、ケベック州移住を目指している幅広い世代。


なぜこんなことを書いたのかと言うと、今までいろんな場所で勉強をしてきて、大分世界を知ってきたのかな?と思っていたら、今回このケベック州政府による移民のための学校に来て、まだまだ知らない世界がたくさんあったんだと気づかされました。今までとは全く違う国の方々に囲まれて生活しているからです。


私は、日本から、カナダ人の旦那と一緒にケベック州で暮らすために移住を決めました。なので国際結婚の類です。私は、日本から来たので、ただの移民であって、難民ではありません。政府との面接の結果、Niveau(レベル) 3のクラスから始めることになりました。Niveau 1から4まであって、4までは政府から無料で授業が支給され、補助金ももらえる対象です。途中のレベルから始めるのは、この学校では珍しいようです。今また学生に戻って、フランス語をフルタイム(朝から夕方まで)で勉強しているのですが、1クラス約20人前後で、いわゆる先進国から出身は、私、先生ともう一人イタリアからの生徒だけです。あとはほとんどがシリア出身(クラスの85%)、次いでアルメニア、そしてアフガニスタン、モロッコ、アルジェリア、メキシコです。カナダに来る前は、ドバイやサウジアラビアに住んでいたというアラビア語話者の方がたいていです。


私は途中からこのクラスに参加することになりましたが、初日からみんなフレンドリーで、先生もとても面白く学校は楽しいです。クラスのほとんどは、最初のレベルNiveau1から一緒に上がってきた子達が多いようです。授業中も休み時間も、アラビア語が飛び交います。夫婦で一緒のクラスだったり、いとこ同士(もうおじさん)で来てたり、子供4人のお母さんだったり、私と同じ26歳の妊婦さんがもう3人目の子供を妊娠していたり。


私の人生では考えれないような、勇気のある決断、例えば私的には自分がここケベックできちんとした仕事を見つけて生活が安定してからではないと子供を授かるなんて、全く考えれない、すごい決断を、このクラスでは当たり前のようにみんながしています。私が保守的・慎重すぎなのでは?と思ってしまうほど。


まあ、他人と比べて焦らず、私たちのペースでやっていけばいいやとは思いますが、まず、育った環境などのバックグラウンドの違いにすごくはっとしました。日本なら、「私はもう年だから、、」っていう言葉がすぐに聞こえてきそうですが、ある程度、国が豊かになると、失敗やリスクを恐れる気持ちのほうが先に動いてしまうなぁと気づかされました。


ちなみに学校自体は、カナダの現地の高校生から大学生の間なので18歳くらいの子達が通うカレッジの教室を使っていますので、学生証が貰え、バスや学校外の施設でも学割が効きます!今度All-you-can-eatのおすしを学割で食べに行きたいなと考えています!:)


まだまだ日々新たな発見があるので、また今度追加したいと思います♪

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