こんにちは!ケベック在住Harupakaです。オンラインでレッスンをしていると色んなタイプの生徒がいますね!呑み込みが早くて進むのが早い一般的に言う頭がいい生徒や、ゆっくりペースの半年たってもひらがなが読めない生徒など「人間ってこんなに違うんだ、面白い」と日々感じています。
私も進みが遅い生徒が実際います。先生になり始めの頃は「私の力不足なのかな?」とか、もし「全然学んでいない」とか悪いレビューを書かれたら?という不安から、気持ちも焦ってそういう生徒とのレッスンをどうしたらいいのか悩んでいました。「復習しないと次に進めないよ」と余裕がなくひきつった顔で生徒に言ってしまったり。
でも今は違います。今はもっと物事を簡単に、なるようにしかならないんだから、肩の力を落としてもうちょっとリラックスしてお仕事をしています。そう、考え方を変えました。いちオンラインの先生として、私の考えをここでシェアします!参考程度にお読みください!
私の本音
生徒によって本当に進み具合や理解の速さは違います。でも、進み具合が遅い生徒程長く私とレッスンを取ってくれるし、ということは私の仕事もある訳だからむしろそういった生徒の方が大歓迎です!笑
「正直おいしい話…」あ、つい本音が…
だから、ネガティブに考えるよりも私みたいにポジティブに考えた方が楽じゃありませんか?
語学学校とかに勤めていて、いついつまでに終わらせなきゃいけない等締め切りがあるなら別ですが、私たちはフリーランスのプライベートレッスンです。だから早く生徒が結果を出すことだけに囚われるんじゃなくて、生徒一人ひとりに合った、ゆっくりでも確実に少しずつ生徒が成長できるようにを重視したレッスンの仕方にしています。
じゃあどんなレッスンをしている?
従って、全然復習や宿題をしなくて進みが遅い生徒とは、いつまでも同じところを復習しています。
どんな年齢の生徒も学校や仕事や生活がある訳だし、プライベートな時間で復習できないくらい忙しかったり、私もそうですが家だと机に向かって集中できない生徒もきっといるだろうし、自分で復習しないなら一緒に何度も復習します。
これが正解だというものはありませんが、私が今最も重視しているのは「生徒が私とのレッスンで楽しめているか」ということです。小学校とか中学校とか、頭ごなしに怒る先生がいましたが、そんな先生の担当教科なんて好きになれるわけありません。そういう先生よりも、気楽で陽気な先生の授業はいつも楽しみで、実際楽しくてそういうポジティブな雰囲気の方がまた勉強を続けようというきっかけにもなってくれるかもしれないし。
なので、宿題を忘れたとしても怒ることはないし、むしろ「じゃあ今から一緒にやろうか!」とその日のレッスン内容に変わるときもあります。小学生など学生の生徒には特に、「学校の宿題が優先ね!学校の宿題が多いなら、日本語はどっちでもいいよ。」といつも言っています。
宿題をしない生徒にはもう宿題は出さずレッスン内での練習に専念して、復習をしない生徒は前回の復習の時間をレッスンの最初らへんに設けています。
進みが遅いくせにノート取らない
私はレッスンでホワイトボードを使っています。なので覚えが良くない生徒は特に、ホワイトボードに私が書いたことを消す前に、覚えているか、ノートを取ったなら正しく書けているかをチェックします。そしてきちんと答えれたらホワイトボードを消します。そうすることによって始めはノートを取らなかった生徒も自分が出来ていないことが自覚出来て大体取ってくれます。一回説明しただけだと大体みんなが分かった気になりますので、さらに「じゃあ、今の私に説明してみて!」と加えたりして、インプットとアウトプットを大事にしています。
私はレッスン後に絶対「今日のまとめ」など作りません。たぶん丁寧な先生もいると思いますが、私はお金が出ている時間しか生徒に捧げません。従って、ノートを取らない生徒には「レッスン後私はまとめを作らないから、自分で必要な所はメモしてね!」と一番最初に忠告します。
私が心がけていることは、命令しないこと。どんな年齢の生徒にもです。私は常に自分の人生の経験をアドバイスするのであって、「~しなさい」とは言いません。そのアドバイスを採用するかしないかは生徒次第。先生としてできるのは、勉強のお手伝いです。
私の性格上、命令されるとやりたくなくなります。自発的に芽生えたことだからのめり込めるのであって、誰かに言われたら100%やる気をなくします。(あまのじゃく)
だから、生徒自身にどうやったらそうすることが大切なのか自分で考えてもらうことが大事です。直接的には言わないけど、言葉を使って生徒自身に「気づき」を誘導する感じ。
今までのところが出来てないのに次に行きたがる
もし、全然復習や宿題しなくて進みが遅い生徒が、これまでのところが出来ていないのに次に進みたいと言った場合は、少し考慮しますが、やはり以前やったところが覚えたり理解できていないのに次に進んでしまうと絶対混乱してしまいます。
なので、そういった場合はアドバイスみたいな感じで「やはり今までのところができたら次に進もうね」と言う風にしています。
また、自分(生徒)が英語で言いたいことを、直訳しようとして日本語の単語の質問を一字一句してくる際は、その生徒が文法など他の基本的な知識が既にある場合は全部答えたりしますが、学ぶのが遅めで既に復習にも時間がかかる生徒の場合は、一旦ストップをかけます。
質問してくるということは意欲があって素晴らしいですが、何も考えずにあれもこれも手を出すと結局何も収穫なくこんがらがって整理するのが大変になります。先生として教えることも大事ですが、生徒がスピードを出しすぎてコントロールできなくなってしまうくらいなら、安全運転ができる範囲で留めれるようにすることも先生の仕事のうちのひとつかなと思っています。
ひとりで悩んでいるオンラインの先生に私の視点が届いて、悩みが少しでも晴れますように!