オンライン日本語教師

オンライン日本語教師 私のレッスンの作り方

こんにちは!ケベック在住Harupakaです。


今回は、コミュニティーチューターの私がどんなレッスンをしているのかについて紹介したいと思います。この記事も、いいなと思ったところだけ参考にしてくださいね!みんな違ってみんないい。

私も他の日本語の先生たちがどうやっているのか知りたいですが、いつも通り一方的に私の情報を公開するよ!


このまま日本語教師の資格とらないの?

日本語の先生1年目が終わり、やっと2年目に入った私です。今でも、日本語教師の資格を取る気はさらさらありません

だって、たくさん資格を持っている先生はもういるし、どうしても資格の有無にこだわるなら資格保持者の方を先生として選べばいい。そして、資格の取得がこれまた大変そうだし、そこそこ資格取得に値段もかかりそう(ちょっと調べただけ)なので、今の私にメリットがないかなと判断しました。将来的にこの考えは変わるかもしれませんが、1年経った今のところは、変化はありません。

※資格の有無についてであって、常に文法等学び続けなければいけないと思っています。


最初は、「あなたのニーズに合わせます」って書いてた…

なので、資格がない分、他に自分の得意な点を見つけなければいけません。私の場合は、英語とフランス語でレッスンをしているので、ここが自分の得意分野かなと思っています。主に生徒さんは英語話者・フランス語話者が半分半分という感じです。

余談ですが、中国語を大学の第二言語として3年くらい取っていました。でも、楽しかったんですが文化にのめり込めなかったし、K-POPが大好きで韓国語にも挑戦しましたがハングル難しすぎ!文字で挫折しました。なので、ひらがな・カタカナ・漢字を学ぶ難しさはとてもわかる!そして、使わないので全部忘れちゃいました。結局それらよりも、フランス語の方が私には圧倒的に簡単でした。


そして、話を戻して…そう、最初は必死だったから、「みなさんのニーズに合わせます」ってプロフィールに書いていました。(今はプロフィール編集したかな?)

だけど、気が付きました。「なんでも屋さんなんて無理!一人ひとり違う教材作ったり揃えたりなんて一人じゃ続けられない!それに1回きりの生徒もいるし!」。本当に最初は、Google Docsとかで、手作りのロールプレイの台本とか作ってみたり、彼が日本語を勉強していた時に使っていた教材を使用したり、げんきBookや、みんなの日本語を使ったり…でも今はもう止めました!なんでもできることに越したことはないですが、あまり得意ではないままやってしまうと、顧客満足度も低くなってしまい、自分のプロフィールの質(生徒による評価の★)に響くんじゃないかなと、考えるようになりました。


自分がどうやって言語取得をしたのか?を考えた。

教科書とかを使うのもいいんですが、私が教科書を使って机に向かってっていうのが好きじゃないんですよね。それに自分がどうやって英語やフランス語を今のレベルまで達成できたかを考えたら、中学校から大学始めまで約10年続く英語の座学よりもたった6ヶ月のディズニーワールドでの研修ですっごい伸びたし、フランス語だって今回の移住でモントリオールの語学学校に7ヶ月通って、フランス語でフランス語を学んでたくさん発言してを繰り返していたからなんだなぁと気が付きました。なので私のレッスンでは初日から日本語をバンバン話してもらいます。そうすることで、お互い眠くなりません。


レッスンのコンセプト

まず、私が大事にしているのは、自分が生徒だったら、どんな先生がいいかなぁ?ということ。なので、正直私は、自分の様な英語かフランス語のレッスンができる先生が欲しいです!生徒の母国語もある程度きちんと理解して、それを生徒が学んでる言語に置き換えてくれる先生。

自惚れた発言ですが、これこそが私のレッスンの強みだと思っています。だから値上げ後も引き続き続けてくれる生徒がほとんどで、学校が始まったなど閑散期はあるものの、この仕事が続けられています。ただ人間なので、朝一8時からのレッスンでたまにベストじゃないときもありますが…

先ほど、日本語教師の資格は今のところ取らないと言いましたが、何もやっていないわけではないです。もっと生徒にうまく英語やフランス語で説明できるように英語やフランス語のレッスンを取ったり、よくCAさんやホテルの方など、サービス業の方々がお休みの日に他社ホテル等でランチしたりして良いサービスを追求するような感じで、自分もitalkiは生徒として利用して、生徒目線で考えることを忘れないようにしています。なので、現在はこちらに自分のお金を使っています。

私は教科書を使うレッスンがあまり好きじゃないです。だから!!!特に初心者の方、会話がまだ日本語で成立できない方は、自分が英語やフランス語を始めたころ「何が分からないか分からない」状態だったのでそれを基に、基礎ができるまでは、私が生徒一人一人に合わせるんじゃなくて、「みんな、私に任せて」っていう風にしています。というか、「私についてきて。そしたら必ず上手になるから」。ディズニーワールドに留学していたこともあり、そこで学んだディズニーのショーの作り方などを生かして、私のレッスンは体験・参加型アトラクションみたいな要素を取り入れています。教科書を1時間丸々使うと生徒もつまらなくなって日本語学習が続かないので、使うとしても30分くらいに留めて、残り30分ほどは日本語で話してもらうことで達成感を感じてもらい、日本語学習の楽しさを感じてもらえるようにしています。これが私のレッスンの仕方です。初級者の生徒は、一人ひとり違う内容をするんじゃなくて、ほぼ同じです。だってみんな(言語別)の弱点似てるから!なので、レッスン初日から既に自分(私)は自信をもって同じショーをする訳なので、変に緊張してぎこちなくなったりするのを回避しています。わざわざ不得意・楽しんでない様なことを無理してやるよりも、自分の得意な分野を伸ばして、活かしてレッスンを行っています。そして、私のブログを読んでくださればわかると思うんですが、私は「話題がすぐそれてしまう」。こう言ったらネガティブに聞こえますが、よく言えば話題が尽きません。なので、私の得意分野の会話を基礎として進めています。語学学習の楽しいところって、ここなんですよ!私的にはね!


全員に好かれるのなんて無理なんだから、トライアル後現れない方はもうしょうがない。一部の私のやり方を探していた生徒に出会って、あとは、その生徒さんが日本語を楽しく自信をもって話せるようになるお手伝いを全力でするのみです。


従って、事前準備はほとんどありません。毎朝最初のレッスン開始の1分前までにベッドメイキングをささっと済ませて、ぎりぎり出社?です。

ただ、答えられなかった文法ポイントに関しては次のレッスンで必ず答えます。レッスン中にわからないことはすぐにわからないと伝えて、相手の時間をできるだけ奪ってしまわないように心がけています。そして、「知らない」で必ず終わらせない。これもディズニーで学んだことです!


レッスンで何をやったかは、各生徒メモしています。PreplyならPreplyスペースのノートに、italkiなら、自分のメモ帳に。


事前準備はないものの、実質的に言えば自分が大学や留学を通して学んだこと、そしてカナダへ移住後に得た知識をフル活用している感じです。例えば、言葉だけじゃなくて、海外では普通のしぐさでも日本ではNGだとか、逆に日本人がよくこういう仕草やものの言い方をするけど悪気はないんだよとかいった文化の点等です。

これは私の例ですが、きっと皆さん自分の得意分野があるはずです。例え、大学や社会人経験等を通して自分が得た知識が、私のように語学じゃなくても活かせることは無限にあると思います。大体の生徒さんは、日本のアニメが好きな「アニオタ」が多かったりしますが、私はドラえもんやクレヨンしんちゃんは大好きですが、基本的にアニメはほとんど見ないので、無理に生徒のためにアニメをみたりもしません。今初めて、旦那に引っ張られ食わず嫌いだった「進撃の巨人」をみて、見事にはまっていますが!!

それか、趣味が例えば刺繍、編み物、サッカー、ゲーム等だったら、プロフィールに記載して、生徒がやりたいって言えばそれらを使って日本語を教えるのも全然ありじゃないですか?


語学学習の楽しさって外国語で相手に伝わることだと私は思っているので、会話をベースに、本当になんでもありなんですよね!

それに、なんで生徒がわざわざ語学学校じゃなくて、プライベートレッスンを取っているのかもヒントになるかも。例えば、ちょっと学ぶスピードが他の人と比べてゆっくりだったり、逆に早かったり。こういう個人のニーズに合わせることは必要ですね。(コロナという状況もありますが、それ以外で)


最初のやり取りで目標を聞くの止めました

最初の頃は、Preplyの先生用の説明などが行われるwebinarとかで聞いた通り、「あなたが日本語を学ぶ理由は?どれくらいのレベルになりたいの?」とメッセージを送っていましたが、今思うに、それをレッスン前に時間作って聞く必要はないなと思い、止めました。メッセージ書くのもあっという間に数分掛かりますからね。


どうせ、全くの日本語初心者の方が「日本に旅行に行ったときに会話ができるくらい」とかに達するまでにも結構な時間がかかるので、何度かレッスンを重ねるごとに会話の一環で聞いていけばいいし、トライアル(1回目のレッスン)内で聞くのでもいい。なので、極力私はレッスン外のやり取りを減らして、自分の作業を簡素化し、自分にとってこのお仕事が重荷にならないでこれからも続けて行けるようにと、決めています。


最初のレッスンの使い方

最近はPreplyでは新しい生徒を受けてなく、italkiだけなので、基本的に30分のトライアルです。そこで、いかに私のレッスンをまた取りたいと思ってもらえるか、この30分に結構力を入れてます。トライアルですが、模擬レッスンみたいな感じです。

そして、トライアルレッスンの最後数分に、「私のレッスンはこんな感じで、私の得意分野は今やったレッスンみたいな感じかな。もしこのやり方が好きだったら、また会いましょう♪」と言って終わります。私たちは人間だし、合う合わないが必ずあると思います。どちらかが悪いというわけではなくて。なので、もう初回が終わったら全部生徒の気が向くままに任せて、メッセージもしないし、後追いしません。こうして、2回目以降のミスマッチが無いようにしています。

そして、数回同じ生徒とレッスンを繰り返してから、普段のレッスン内で日本語を学ぶようになったきっかけや、どんなレベルを目指しているかをちらっと聞きます。



最後までお読みいただきありがとうございました!

素敵な一日を!

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